フランス軍 TAP47 パラトルーパー 節約 パラシュートジャケット リザードカモ

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1950年代フランス軍パラシュートジャケットです。通称TAPと呼ばれる"Troupe Aeroportes Parachutistes"(=空挺部隊)が空から滑空する際に着用することを想定されて誕生したこちらの1着。多くのポケットやスナップボタンのミリタリー特有の実用的なディテールや、身幅が広く取られたシルエットは、ファッションとして見ても雰囲気のある1着で、パラシュートジャケットがフレンチミリタリーの中でもトップクラスの人気を誇る理由が伺えます。欠品しがちなフードが残っています。フード付きの個体はほとんど見ないのでかなり希少です。表記サイズ22着丈約72㎝、肩幅約52㎝、裾回り約62㎝、袖丈約55㎝です。袖の付け方が特殊で弧を描くのように広がっています。全体的に年代を鑑みれば状態良好と言えます。ポケットと左脇の金属部分に緑青が見られます。ポケットボタンのメッキが剥げています。左袖に約2〜3mmのピンホールがあります。写真で確認できるように右袖のゴムが一部伸びています。ジッパーは良好です。ボタン欠品などはありません。ドローコードもついています。このジャケットはよくリプロダクト品が本物として販売されていますが、こちらは60年代以前のフランス軍で採用されたサイズタグが番号の入った布タグで、サプライヤーもこの年代に多く見られるスタンプなので実物品です。所属部隊を示すためのワッペン跡も残っています。長方形の白タグでスタンプなしはほぼほぼ複製品です。後期のものはM64のような数字+アルファベットのプリントタグです。フランスでは、1961年のアルジェリア戦争に対する退役軍人によるクーデター。通称''将軍達の反乱''に迷彩服が使用されたことにより、以降暫くの間迷彩服の着用が禁止されました。それにより、リザードカモのジャケットの多くはイスラエル軍に流されてしまい、イスラエル軍の丸いスタンプが押されたものが多く見られます。こちらはそれもなく、フランス軍で使用されたものと言えます。一般的にパラシュートジャケットは1st〜5thまで4回モデルチェンジされており、前期中期はヘリンボーン、後期はコットンサテンとなります。こちらはHBTが使用された中期モデルです。リザードカモは外国人部隊用とされていますが、TAPに関しては定かではありません。

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